Sludge Regeneration
Night Soil Treatment
Septic Tanks
Sludge Regeneration
Night Soil Treatment
Septic Tanks
し尿処理施設は、長年の使用とともに老朽化が進み、耐震補強の必要性や人口減少等に伴う処理水の減少等、様々な課題が生じてきます。クリタスでは、独自の仮設工事ノウハウにより、施設を稼動させたまま基幹的設備改良工事を行うことも可能。生物処理設備やオゾン発生器、脱臭方式の見直し、高効率脱水機の採用等により、ラニングコスト及びCO2排出量を削減。さらに、時代のニーズに合わせて、し尿処理施設の更新から、汚泥再生施設の改修・改良、施設建設まで幅広く対応いたします。
クリタスでは、汚泥再生処理施設等の新設・更新工事を行う際、当面の建設・改修コストはもちろん、完成後に継続して発生するランニングコストも考慮。水光熱費をはじめ、運用維持管理費や修繕・更新費、そして将来必要となる解体処分費等をシミュレーションし、ライフサイクルコストの最小化を図ります。
例えば、既存設備への定期的な改修によって長寿命化を図る計画や、最新設備への更新により電気消費量の削減を可能にするプラン等、長期的な視点からライフサイクルコストを最小化し、適切な対策のシナリオをご提案します。
クリタスでは、造粒濃縮装置とスクリュープレス脱水機を融合した汚泥減量・減容脱水システム「ダブルウェッジシナジープレス」を独自に開発。凝集と濃縮を同時進行させることで、高効率な脱水を可能にしました。供給汚泥の濃度変化に合わせて、安定的に濃縮・脱水処理を行い、し渣を含んだ汚泥に対しても均質な助燃剤化を実現します。
脱水プロセスとしては、汚泥を強固なフロックへ凝集成長させ濃縮、水抜きウェッジワイヤーによりフロックと水分を分離し、適正な汚泥濃度に濃縮します。汚泥の含有率を70%以下にすることで、焼却施設の助燃剤としての利用が可能になり、CO2削減に貢献できるほか、汚泥の前処理設備が不要となるため、施設のシンプル化・省エネルギー化も同時に図れます。 ※本機は、2015年に日本環境衛生センターの実証試験評価を取得しました。
埼玉県東南部地区の5市1町(越谷市、草加市、八潮市、三郷市、吉川市、松伏町)・人口約93万人から排出されるし尿や浄化槽汚泥等、一般廃棄物を処理しているのが、第二工場汚泥再生処理センター「八條KIRARI」です。クリタスでは、(株)松村組と結成した特定建設工事共同企業体(SPC)により、同施設の設計・施工を担当、完成後は東埼玉資源化サービス(株)として施設全体の運転と維持管理を行っています。
同センターでは、草加市の基準値よりさらに厳しい組合管理基準値で水処理を行い、下水道へ放流しています。受入室の前後に前室・後室を設け高速シャッター・エアカーテンを設置、水槽類を密閉構造とすることで臭気の拡散を防止すると同時に、濃度ごとに処理を区分して脱臭を高効率化しました。さらに、クリタス独自開発の高効率型脱水機により、汚泥の水分を70%以下まで削減させて助燃剤化し、CO2排出量削減に貢献。雨水は施設内のトイレ用水に使用し、隣接するごみ処理施設で発電した電気を利用するほか、屋上に太陽光発電設備(35kW)を設置するなど、最新鋭の環境システムを備えた先進的施設です。
東埼玉資源環境組合 第二工場汚泥再生処理センター「八條KIRARI」 様プロフィール
■ 【施設所管】東埼玉資源環境組合
■ 【竣工年度】 平成30年3月
■ 【所在地】 埼玉県八潮市大字八條681-1
■ 【処理方式】 固液分離方式+水処理方式+下水道放流
■ 【処理能力】
235m3/日(し尿:31.0m3/日、浄化槽汚泥:203.5m3/日、農業集落排水汚泥:0.5m3/日)